土浦市荒川沖駅から車で4分。国道6号線沿いにあるレトロな風貌の店構えでありながら新鮮で本当においしい全国のお魚をと自信を込めてお客様に提供しているお店があります。その名も【旭屋】。
今回は店主の木村さんにこだわりや想いを伺いました。
もともと、国道沿いでトラック街道と呼ばれトラック運転手が休憩できる場所として今から56年前の昭和42年に始まった旭屋。最初から高級魚や高価格での提供をしていたわけではありません。今の店舗も社会の情勢もありますが3回建て替えをしています。この間に運送法が変わり(休憩に4時間ごとに30分の休憩をはさむこと)賑わっていた時からずいぶん変わってしまいました。もちろん生活もしていかないといけない、でも「お客様に笑顔になってもらいたい」という想いがあって、炒め物などの定食屋さんからちょっといいお魚が普段着で食べられるお店に商売替えをしたのだといいます。
大体のお魚は漁協から豊洲に行ったり、だと海外に行ってしまうことも多いです。本当においしい魚は高く、顧客の目の前に出てくるのは高級店のみになっているのが現状です。ですが、「お客様に喜んで美味しいお魚をたべてもらいたい。」その想いがあるからこそ、全国各地の漁港など自ら足を運び漁師さん・漁港の関係者とつながり、生産者のこだわりのものを特別に仕入れをしてもらっています。何度も何度も断られたとしても漁師さんや漁港のもとへ伺い信頼を創る。その信頼があって、つながっていきました。人と人とのつながりがあることで一介の飲食店じゃ扱えないクエなど、お客様に美味しいお魚を食べていただけるようになっているのは店舗に掲示している漁師さんとのお写真が表しています。
出せるお魚と出せないお魚は時期によって変わります。「一魚一会」で時期によって出会える魚が違うのでそこも一つの楽しみとしていくのはいかがでしょうか?